マウイ最終日9月11日。

夜行便でアメリカ本土に行く予定だったので、夕方までの時間、ハワイを堪能することにする。
プリンスホテル近くのビーチ・・
そう、ウエディングセレモニーをしたところ。

レンタルのスノーケルをホテルで借りて、海に飛び込んだ。
ハワイの海は朝が一番。
波も穏やかで、思ったより透き通っていてびっくり。透明度が20メートルくらいはありそう(に感じる)。
光が強くて、珊瑚の白砂に波模様が透けて揺れている。
これが好き。
あと、普通はスノーケルはうつぶせでするもんだけど、1メートルくらいもぐったところで仰向けになるのも面白い。
魚になった気分。
水中から眺める太陽・・(でも油断すると鼻に水が入るので注意!)

しばらく海中を散歩。スノーケルは1個しか借りなかったので(ホテルのレンタルは高いので:笑)
岡部さんと兼用、なので交代で入るしかない。
ビーチは平日の朝なのでとてもすいていた。
(ハワイの海で混んでいるのってワイキキだけかもしれないけど)

ひとりでゆらゆら〜と漂う。
巨大きのこのような珊瑚。あわいブルーやらグリーンがかったのやら 黄色いのやら。
真っ赤なウニとか、砂にまみれて進む蟹とか、もちろんトロピカルな色とりどりの魚たちも。
数日前に、オーシャンセンターという水族館で水中世界についてちょっとだけ勉強してきたので魚を見るのが面白かった。

スキンダイビングをしながらもいろいろな思いがめぐってくる。
これでマウイ旅も最後だ・・
いろいろなことがあった・・振り返ることもあり、そしてこれからのことも思う。
さあ、これから・・本当に「愚者の旅」の始まりなのだ。
行く先はまったくわからない。可能性だけがある旅。
明日から何をする、どうするという具体性のある思考が出てくると恐くなる。

「愛の呼吸」というボトル。45番。
これはわたしのマウイのメモリアルボトルなのだ。
数年前、自分が受講したアドバンスコース・・そこでの6日間毎日選んだボトルだった。
マウイで見る45番のボトルがあまりにも綺麗だったので、ティーチャーに頼んでコースの終わりにそのボトルを譲ってもらったくらいだった。

ターコイズ&マジェンタの組み合わせ。
ソウルスター(魂の計画)とアナンダカンダセンター(WHO AM I?)の繋がり。

スノーケルをしていると自分のたてる小さな波音と 自分のする「呼吸」の音だけが聞こえる。
水のなかでは普段より、呼吸に対して意識的になる(もちろんだよね:水のなかではスノーケルがないと呼吸できないわけだから)。

呼吸に意識が向く。
ひといき ひといき が 大切に思える。
ありがとう・・

マウイにありがとう・・みんなにありがとう・・このひとときにありがとう ・・そんな気持ちになる。

自然に瞑想的になっている。
泳ぐのをやめてみる。
全身の力を抜いて、だらんと手足をたらしてみると海のなかで身体は自然に浮く。
気持ちいい〜〜
まるでくらげになったようだ。
波間に揺らいでいると、「地球のリズム」と一体になったみたい。

でも、ちょっと待てよ。
これは、はたからみると、死人みたいにみえるかも・・・
救助されてしまうか廻りに心配をかけてしまうかもしれない・・かなり不審だ。

そう思い すこ〜しずつ さりげなく泳いで ひとけのないあたりに移動する。
そして再び 周りに人がいないことを確認してから、本格的に 自称海中「くらげ瞑想」を再開。

わだつみの宮に行った山幸彦とか、竜宮城に行った浦島太郎とかの気持ちがわかるようよ・・

時間を忘れる・・・。

(たぶん数分後)

誰かに話しかけられるような気がした。
静かに、目を開けてみる・・・

・・と そこにいたのは おおきな海亀。
綺麗な甲羅模様を持った、野生のウミガメさんが すぐ近くで こっちを見ていた。

わあ〜


・・としばらく無言の、カメさんとの遭遇タイム。
海のなか お互いにゆったり泳ぎながら、短い時間だけれどカメさんとわたしの2人だけの、水中ダンス。
一緒に息継ぎに海面に出て。。また沈んで・・・
あ。。いま書きながら気づいた・・「呼吸」だ・・・。

カメさんは、まるで、わたしに
「ゆったりと こうやって全身の力を抜いているといいよ・・・」
と教えに来てくれたみたい、そう感じた。
ゆっくりと一呼吸して。

大きな重そうな甲羅に対して小さなヒレしかないのに、 カメさんは海中の流れをつかんでいるのか、すい〜ん と ひとかきでずいぶん早く泳いでいく。

ハワイの海ではイルカとか鯨とか、 ウミガメとかハワイアンモンクシールというアザラシとかの野生生物たちと会ったことは何度かあったけど ウミガメのあの巨大な甲羅で軽快に泳いでいるのをみるといつも見とれてしまう。

そして今回はなんて絶妙なタイミング。

瞑想からさめた目の前にいたウミガメ。それも一頭だけ。
わたしの心のなかの対話への答えのように現れて 去っていく。夢みたいだ。
時間がなくて「永遠」のなかに居るよう・・というか。

「愛の呼吸」
そして、ゆったりと軽々とした 泳ぎ。(「流れとともにいく」というボトルは75番:マジェンタ〜ターコイズだ!)

しばらくして、海から出て、砂浜のデッキチェアで寛ぎ中の岡部さんに報告した。
(ウミガメに会いそこなって悔しがってた:笑)



またも後日談:

昨夜寝ているときに気づいたこと。
亀といえば、時間・・。
わたしのマウイ旅は 「時間をはずした日」 に始まっている。

その日から1週間泊まったバケーションレンタルの名が、「HONU****」というところ。
(HONU:は ハワイ語で 海亀!のことです) 日本語にすれば「海亀の宿」みたいな名前のお家だったってこと。

そして、そこから引っ越してマウイに借りたお部屋のリビングルームには 大きな大きな実物大みたいな 緑のウミガメ親子の壁掛けがかけられていて、 ひなが、「ひなとママみたいだね〜」と言ってて、印象的だった。毎日その下に座ってご飯を食べた。
(あとでわかったけど、その部屋の大家さんが陶芸家で、その人の作品だったみたいで家とか事務所とか いたるところにそのウミガメの置物があった:ここも海亀ハウスね)

なぜオーシャンセンターにいったかというと、日向が「海亀が見たい」と言い出したから。
オーシャンセンターではまっさきに海亀コーナーを探した。

・・そう・・ちゃんと「伏線」が張られていたのです。
いつものことだけど、ほんと、宇宙のJOKE。
笑うしかないくらいのシンクロ二シティ。

すべては「伏線」である・・・(笑)!

海亀に始まり 海亀に終わる?旅。

時間の波、自分の人生の波にみんな乗ってる。
アドバンスコースの最後の夜にひいたエンジェルカード。
「流れに身を任せましょう。願いはかなえられます。天のみこころのままに。」


MAHALO (ありがとう) HONU。
※HONUはハワイでは 幸せとか豊かさ、それからリラックスすることの シンボルとして知られているそうです。




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