ゆみこ出産記

アロハ! マウイより 2児の母となって2ヶ月目の裕見子です。

満月なんですね。
・・・ということは、満月生まれの息子;道(タオ)が生まれてから月が ふためぐりしたってことですね。
これからも満月が来るたび(虹の架け橋通信を発行のたび)、出産の日の ことを 思い出さずにはいられないかも☆

出産体験ダイジェスト

予定日を3日後に控えた9月25日の朝、起きたとき、 おしるしを発見 (お産の開始を示すプチ出血)。
学校に行く用意をしていた娘 日向(ヒナ)と夫に報告。
「きょう生まれるかもよ!」
みんなで大喜び!でもドキドキ。いよいよだ〜。
陣痛らしきものは始まっていなかったけれど、お産のサポートをしてくれる 予定の友人と、助産婦さんに電話で連絡。この2人は、9年前のヒナの出産の ときにも、お世話になった人たち。身体だけでなく、精神的なこと、家族環境 などの背景などホリスティックに相談にのってくれる。

助産婦さんが、家に来てくれる。
ちょうど、先週に行った貧血チェックの結果が出て、妊娠中ベストの良好な 数値になっていたとのこと。
自宅出産を安全に出来る健康な状態だといわれた。(臨月に入ってから、 貧血が悪化していて、自宅出産をあきらめ病院出産に切り替える可能性も 出てきていて、 この最後の血液検査の結果に、自宅出産のGOサインが 出るかどうかがかかっていた。
病院も見学していたし、病院出産に切り替えたときのために信頼できる 女医さんともコンタクトをとってあったのだけど、やはり、 いざとなると、 この家で産みたい。
この緑に囲まれた、風の通る、ハワイで言う、「マナ(スピリチュアルな エネルギー)」がいっぱいある部屋で産みたい・・と強く思っていた。

ちょうどこの日は、日本から出産に立ち会うために母(ナディアの ひろこママ)が 到着する日でもあり、このベストタイミングに驚くばかり。
友人が空港に迎えに行ってくれ、午前中に、母も到着。
一緒に荷をほどき、産後しばらくはできなくなるだろうと、商品の整理や プライス付け、荷造りなどをする。
とにかく、やたら元気。エネルギーが全身を駆け巡っているような感じ。
さらに、ものすごい幸せ感がひたひたとやってくる。
午後に日向も学校から帰ってきて、運動も兼ねて、みんなでビーチへ。
夕方のサンセットにかけて、広く長い白砂のビーチを裸足でゆっくり散歩する。
時々、弱い陣痛がやってきて、そのときはお腹をさすりながら・・・。

きれいな海の向こうに、大きなアーチの虹が出て、 なんとなく、あの虹を わたって、赤ちゃんがやってくるんだなと美しい景色に感動したり写真を 撮ったり。
そして、これまたしばらく外食も出来ないだろうということで、ビーチの 近くの、オーガニック・ピザの美味しい店へ夕食を食べに行く。
その日は、地元の私立学校のパーティで、大きな店じゅう、小さな 子どもたちでいっぱい。どこもかしこも子どもだらけ!
ものすごく賑やかなその店で、子どもたちに囲まれながらピザを堪能。
ただし、夕食を終えるころには、陣痛の間隔が5分近くになっていたので、 さすがにデザートはあきらめて帰宅。

寝る前に助産婦さんにチェックしてもらったときは、まだまだ陣痛としては 序の口という感じだったので、体力温存のため少しでも寝ようとベッドに 入った頃から急激に加速。
なんとそれから約1時間後には、男の子出産。
寝室のベッドで・・の予定だったのですが、トイレに行きたくなりトイレに 行った帰りにシャワーを浴びたくなり、バスルームでシャワーを しようと したところで、立ったまま産んでしまいました!
(日付が変わって26 日の0:20分)

羊膜もかぶったままで、あっという間に生まれてしまったせいなのか、 最初は息をしなくて(これは前回のメルマガで夫が書いてましたね) 驚きましたが、すぐに息はじめ元気よく泣きだしました。
男の子!夫は子どもにすっかり魅入られたように抱っこして見つめていて、 母と娘は日本に報告の電話をしていたのを覚えています。
わたしはといえば、思ったより痛くないし、あっという間のことで、 え?? 本当にこれで終わり??なんて思ってました。

でも実は、これで終わりではなかったんです・・・(後産というのがうまく いかなくて、病院に行って処置をしてもらいました)。

日向のときは、ゆっくり型出産で、いざ生まれるというときには庭の花を 飾ったり、キャンドルを灯して沈黙のなかで・・という とても瞑想的な 出産だったので、そういうのを今回もイメージしていたのですが、まさかの バスルームでの超スピード出産で、立ったまま、出てきた赤ちゃんをなんとか キャッチ。
さらにその後のハプニングでは アメリカの救急車〜エマージェンシーで ホスピタル体験・・と、すべてが予想外の出来事の連続。

でも、全体を振り返ってみると、ハプニングに見えた出来事も含めて本当に すべての ことが必然で、出産前からちゃ〜んと準備がされていた? わたしの意図を超えたレベルで?・・・としか思えない・・ そういうシンクロニシティが本当にたくさんあったんです。
(このへんを詳しく書き始めると、1冊の本になっちゃいそうなのでそれは いつかの機会に)

助産婦さん、アシスタントの友人、夫、母、娘、私、生まれる赤ちゃん。
そして、お医者さんやナース、頼もしい救急車のスタッフ・・ものすごーい チームワークで、絶妙な組織が組まれ、お産がサポートされていた。
たったひとつの命を迎え、護るために組まれた「チーム」みたいに。
もちろん、一家総出で、赤ちゃんを迎えていた私たちが安心して集中して いられたのは、日本のナディアを護ってくれたナディアスタッフの チームワークのおかげでもあります!
すべてが終わって、ほっとした私と夫で話したのは、本当に、私たちは 恵まれていて、見えない力にサポートされている・・すべてに感謝だね・・ ってことでした。

お産の形もきっとそれぞれいろいろとあるのだろうけれど、本当に、 「ひとつの命」の誕生のためには いろいろな形で、かかわっている人たち の見える、見えない力が協力しているんだな。と実感しました。

タオの生まれた日はマヤの「黄色い水晶の戦士」という名のついた日。
水晶のように、清らかなものが結晶化する、協力し合うという意味のある日 でした。そのとおりのことを味わえた、すばらしい体験でした。

タオくんはいまもうすぐ満2ヶ月。
最初ははかなげだったのが、もう体重も1.5倍に増え、まるまるぷちぷち としてきました。
赤ちゃんとの生活は昼も夜もなくてハードですが、その癒しの力も凄いです。

日本に連れて行くのが楽しみです。きっとその頃はやんちゃになっているかもね。
そのときは皆さん どうぞよろしくね。

ゆみこ

*マウイ オハナ バケーションレンタルはこちらから
http://www.e-nadia.com/main_2004/hawai/index.html

2007/11/24 Vol.042 虹の架け橋通信に掲載

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