旅日記part2 聖なる岩にいざなわれ

写真(下)アカデミーの大きなカテドラル水晶。
わたしは「酋長」と呼んでいる。

「クリスタル・ヒーリング」


 今回の旅では 
私はツアーのお世話役だけでなく、クリスタルヒーリング中級コースの受講生でもある。
 初日に講師のポールが私たちに尋ねた。  

 「あれから、今日までどんな日々だったか?・・・」
 コースを受けてクリスタルとより深く関わるようになると、いろいろな変化が起こりやすい。
 わたしは今回の旅の前の数週間に体験した「逆行現象」について話した。
 ことごとく、期待ははずれ、決まったことも覆され、心身ともに大変だった・・・
 でもいろいろ話してゆくうちに そのどれも結果的に悪いことにはひとつもならなかったことに気づいた。
 すごく心配はしたり手間はかかったけれど、最初どおりか、または結果的にプラスになっていることばかり。
 流れを「信頼する」ということがテーマだったのかもしれない。

 そして、コースのオーガナイズなど、責任もあり、とても気と労力を使う仕事、それをほんとうにあなたは
 心から望んで「選択」しているのですか・・・?と 天から再確認されたのかもしれない。
 
ポール自身にも同じようにいろいろとあったよと言っていた。
そして
 コースのように大きなヒーリングが起こる前には、一種の「イニシエーション」があったりするんだよと。
 そのハードな数週間も、きっと私にとって必要な学びと、そして、大切なイニシエーションだったのだろう。 
 クリスタルももちろんだけれど、クリスタルヒーリングのコースなども
とても真摯に扱わなくてはならないお仕事で、
 きっとそこにきちんとコミットメントできるのかどうかという「お試し」だったのかもしれないな・・・
 「魂を扱う」仕事 の 大切さ と責任について、改めて感じた。
 それはわたしがカウアイ島のカトリーナのアカデミーで一番学んだことのひとつだったかもしれない。

 
 今回の企画は、カウアイ島で6日間過ごし、その後で
いまも新しい陸が噴火によって生まれつづけているハワイ島での
 4日間という予定だった。

 カウアイ島はいちばん雨が多く、そしてその分、緑が深い。
美しい白浜のビーチがたくさんあるわりに
 その雨の多さのためにリゾート開発があまり行われていない。
とても静かな雰囲気で、最近気に入っている島だ。
 特に、クリスタルなどを扱った深いワークに取り組むには、とても適したところだと思う。
 (カトリーナがアカデミーをここに設立したというのにも納得!)

 そして、滞在先は、目の前が泳げる砂浜、、ヘイアウ(ネイティブハワイアンの聖地)があるコンドミニアム。
 コースやセッションの前後に、きれいな海に入れる。
目覚めと同時に水着に着替えてひと泳ぎしたり、
 早朝のヘイアウで虹を見ながら瞑想したり散歩したりとみんな思い思いに過ごしていた。
 コースやセッションのあとは、神経が敏感になってしまっているので、
そこで海につかることで
 手や指先からいらないものがすうっと出て行きすっきりする。
 わたしも、ちょっとした時間を見つけては海水に浮んでいた。

 前回(7月)はこの浜辺で 野生のあざらし君といっしょに波間にただよって遊んだものだけど・・・
 残念ながら今回は遊びにこなかった。

 クリスタルヒーリングのコースの最後にやるヒーリングの実習では かおりちゃんとパートナーを組んだ。
 カウンセリングと実際に身体に石をレイアウトしながらのヒーリング・フルセッション。
 自分が受けたヒーリングでは面白い体験をした。
 目をつぶって横になっているだけなのに、置かれてゆく石の色を感じたり(身体が「見て」いるという感覚)
 また、「ここにこんな石を置いて」という処方まで自分自身で「わかる」のだ。
 特に、頭の上のほうに真っ白な直線の光を2本感じていたのだけれど、かおりちゃんはそのとき
 セレナイトの真っ白な条線のワンドを2本、わたしの頭の上方にレイアウトしていたらしい。
 ほんとうにぴっかりと目の奥に光を2本感じていたのだ。

 このような体験はわたしだけではなかったらしい。
まさに、ヒーリングは 受け手と 施し手、そしてクリスタルたちとの
 三位一体なのだ。

実際に石を選んでわたしの身体に置いてゆくのは
かおりちゃんなのだけれど、
そこには 私自身の魂、そして
それを見守るマスターたちの意志というものも強く感じることができる。

 ヒーリングはまさにわたしに必要な身体の調整だった。外科手術を受けているみたいに、切り開いて、
 いらないものを取り除いて、そして縫合して癒す、というのを全身に渡って受けているようだった。
改めて、それぞれの石の個性と役割のようなものを実感した。

 深く、さまざまな体験が、わたしだけでなくそれぞれの内側で起こっているようだった。

 寝食をともにするなかで、時間を忘れてのシェアが十分にできることも ハワイツアーの良さかもしれない。

 

  

写真上: 中級コースの卒業式にて 参加者のギータ、私、岐阜でショップをしているララちゃん、
岡崎でセラピストをしているゆっこちゃん、この後NADIAのスタッフとなるかおりちゃん
そして通訳の恵美ちゃん。講師のポールとアシスタントのタニア。

 

つづく